クレーンの主な性能パラメータ指標:クレーンの主なパラメータは、クレーンの主な技術的性能指標を特徴づけるパラメータであり、クレーンの設計の基礎となるだけでなく、重機の安全性と技術的要件の重要な基礎となります。
リフティングウェイトG
定格総荷重、最大総荷重、総合総荷重、有効総荷重などに分けられます。
1.定格総荷重 Gn
定格総荷重とは、クレーンで吊り上げることのできる材料と、分離可能なスプレッダーやアタッチメント(グラブ、電磁吸盤、バランシングビームなど)の合計です。
2.総揚力 Gz
総吊上げ能力とは、分離可能なスプレッダとスプレッダと一緒にクレーンで吊り上げることができ、かつ、クレーンに長時間固定されている遊技物の質量の合計です(フック、プーリーセット、吊り上げワイヤーロープ、その他吊り上げ台車以下の吊り上げ物を含む)。
3.有効揚力 Gp
有効吊上げ能力とは、クレーンが吊り上げることのできる材料の正味の質量のことです。
- まず、吊り上げ能力のクレーン記号ですが、通常はクレーンの定格吊り上げ能力を指しますので、クレーン構造のわかりやすい位置に明示してください。
- 次に、ジブ式クレーンの場合、定格総荷重は振幅によって変化しますが、その吊上げ特性の指標は吊上げモーメントによって特徴づけられます。符号に記されている値が最大吊上げ能力です。
- 第三に、分割可能なスプレッダー(グラブ、電磁吸盤、バランスビームなど)を備えたクレーンでは、スプレッダーと材料サービスの総質量が定格揚力となり、持ち上げられることが許される材料の質量が有効揚力となります。
吊り上げ高さH
通常、フックを使用する場合は、フックのフックリングの中心まで、グラップル等の容器を使用する場合は、容器の底まで数えます。
1.落下深度h
揚送装置が地面やトラックの上面より下に置ける場合、その下降距離を下降深度と呼ぶ。つまり、スプレッダーの最も低い作業位置と、クレーンの水平支持面との間の垂直距離である。
2.吊り上げ範囲 D
リフティングレンジとは、リフティングハイトとディセンディングデプスの合計、つまりスプレッダーの最高作業位置と最低作業位置の間の垂直距離のことです。
スパンS
スパンとは、橋型クレーンの走行軌道の中心線間の水平距離のことで、単位はmです。
橋型クレーンのトロリの走行軌道の中心線間の距離をトロリのゲージといいます。
地上走行式ジブクレーンの走行軌道の中心線間の距離をクレーンのゲージといいます。
レンジL
回転式ジブクレーンの振幅は、回転中心線とピックアップ装置の鉛直線との間の水平距離(m)であり、非回転式ジブクレーンの振幅は、スプレッダーの中心線とジブの後軸またはその他の代表的な軸との間の水の、水平距離である。
ブームの傾斜角度が最小のとき、またはトロリーの位置とクレーンの回転中心との距離が最大のとき、振幅は最大の振幅となり、逆の場合は最小の振幅となります。
動作速度 V
作業速度とは、定格荷重で安定した運転をしているときの、クレーンの作業機構の速度のことです。
1.吊り上げ速度 Vq
吊上げ速度とは、定格荷重で安定した運転をしているときのクレーンの垂直方向の移動速度のことで、単位はm/minです。
2.走行速度 Vk
クレーンの走行速度とは、水平な道路や軌道上で定格荷重をかけたときのクレーンの走行速度で、単位はm/minです。
3.トロリーの走行速度Vt
トロリーの走行速度とは、定格荷重のトロリーが安定した動作のもとで水平軌道上を走行する速度のことで、単位はm/minです。
4.可変速度 V1
可変振幅速度とは、平均線速度の水平変位の最大振幅から最小振幅までの可変振幅面の最小定格荷重を掛けた定常運動状態のことで、単位はm/minです。
5.歩行速度 V.
走行速度とは、道路走行状態で定格荷重を掛けた移動式クレーンの円滑な走行速度のことで、単位はkm/hoです。
6.回転速度 ω
回転速度とは、定常的な運動状態のことで、回転中心を中心としたクレーンの回転速度のことで、単位はr/minです。